モニエル瓦
モニエル瓦の施工は施工上のルールを厳守しなければ早期剥離を誘発します・・・
みなさんご存知ですか?
そのルールとは
1 瓦表層のスラリー層という着色セメントを可能な限り高圧洗浄で洗い流す
2 必ずモニエル瓦専用のプライマーを使用する
3 プライマーは下地の吸い込み止まるまで塗り重ねる
上記の施行基準を守れば耐久性は得られますが、どれか一つでも手を抜くと2~3年後には剥離が起きるんですね・・・
写真は現在施工中の小倉南区のお客様の施行の様子です。
昨日、2回目のプライマーを塗布し今日の午後にパッチテストを行いました。
瓦の表面にガムテープを貼り強く剥がし、裏面を見ると少しだけですが着色セメント(スラリー層)が付いてきていますね・・・
この状況ではまだ密着力が弱いと判断できるためもう一度プライマーを重ね塗りする必要がありますね・・・
使用したプライマーはSK化研のマイルドシーラーEPOという弱溶剤2液型の下塗材です。
明日もう一度全面に塗り重ね更にパッチテストにより密着力を確認したうえで中塗りの工程に進みます。
何度もの工程が必要になり工期は伸びますが、絶対に守るべきルールは順守しなければ優良施工は出来ないと思います・・・
ここが優良と不良施工の分岐点なんですよね、一般の方にも知ってもらいたいですが、何より塗装業者の方には必ず厳守してもらいたい拘りです!
同業者の方々、よろしくおねがいします