外装劣化診断士の夢路です。
こんにちは、外装劣化診断士をしております山下と申します。夢路と申しておりますが、意味はたくさんの夢ある道を進んでいく、また進んでいきたいといった想いから、道を路として夢路と名乗っています。 外装劣化診断士とは、家の健康状態を調査し診断結果を報告させていただきます。所謂、病院の先生が診察し、処方箋を書いて治療方法を導くようなことです。 塗装工事をはじめ、家のリフォーム工事などは最初の診断を誤ってしまいますと、結果として不良工事になってしまいます。 確かに塗装は塗ればいいのかもしれませんが、耐候性や耐久性を損なってしまう恐れがあります。 だから、。診断結果を基に塗装の時期や塗料の選定を行う必要があるのです。特に注意していただきたいのが、必ず塗装する際は、どんな塗料を使うのか正しく見積書や契約書に記載していただく必要があります。更には納品された塗料を確認することが大事です。 年に3件ほど塗装後の相談があります。一番印象深かった話が、3年前に塗装された方からの問い合わせでした。A様「3年前に、訪問業者で塗装をしたのですが、状態が悪いので見ていただませんか。」とのことでした。早速、お伺いすると屋根の塗装が膨れだらけで酷いものでした。私の初見での推測は仕様の異なった塗料が使われたと思い「契約書や見積書はありますか」と伺うと、A様「きちんと納品された塗料まで確認したから間違いないです。」と言いながら見せてくれました。契約書を見た瞬間に唖然としました。契約書の屋根に使用する塗料の欄に外壁に使用する塗料名が記載されていたからです。ここげは業者もA様も正しいのかもしれませんが、間違っていたことは、A様の確認したことは正解です。ただ塗料の仕様がわからなかったことです。訪問業者の営業マンも塗料の仕様を知らなかった。更には塗装する職人も知識がなかったと言えます。これで不良工事が成立してしまったわけです。 このようなことに陥らないためにも注意してください。