【北九州市】モニエル瓦の塗装について
こんばんは!!!
北九州市八幡西区・若松区を中心に屋根塗装・外壁塗装を行っているプロタイムズ八幡西店 株式会社ナカガワクリエイト 外装劣化診断士の小川です。
3月の塗装シーズンに入り、各地で工事を行っています。
塗装工事を行う際はお家に使われている素材に合わせて塗料を選び、また素材や傷み具合に合わせて施工方法を変えていかないといけません。
現在、工事を行っている屋根の中で「モニエル瓦」という瓦があります。
セメント瓦の一種で表層にスラリー層という吹き付けがされている瓦です。
屋根素材の中でも塗装が非常に難しいと位置づけられている瓦で、施工を間違うと早期の塗膜剥離を引き起こしてしまいます。
施工方法としては
①高圧洗浄・ケレン
旧塗膜・スラリー層の除去を高圧洗浄にてしっかりと洗い落とす必要があります。2回目の塗り替え以降で旧塗膜がある場合は高圧洗浄だけでは不十分な場合があるので、その際は併せてケレン作業が必要です。
②下塗り
ここから塗りが始まりますが、他の屋根材と違いよく塗料を吸い込みます。吸い込みの状況によっては下塗りを2~3回と塗り重ねないといけません。
※弊社ではモニエル瓦の場合、下塗りは2回行うことを標準仕様としています。
③中塗り・上塗り
下塗りが完了してから中塗り・上塗りと仕上げを行っていきます。
上記が施工の流れです。
現在施工中の現場では吸い込み状況から下塗りを3回行いました。
↓下塗り1回目
↓下塗り2回目
↓下塗り3回目
写真では分かりにくいかもしれませんが、表面の艶が違います。
今回使用したのは透明の下塗り材です。吸い込みが止まれば下塗りが表面に残るので艶が出ます。
塗装工事は高圧洗浄などの下地処理と下塗りが一番重要です。
この作業次第で耐久性が大きく変わります。
弊社ではモニエル瓦の場合、下塗りは標準で2回としていますが、足りなければ当然塗り回数を増やします。
正直、工事をしてみて初めて分かることでもあるので、状況に合わせて施工方法や塗り回数も変えていかなければいけません。
同じモニエル瓦を使っているお家は数多くあります。
ただし傷み方は違います。また下塗りが何回必要なのかもお家によって変わります。
しっかりと見極めた上で工事していかないといけません。
今後も上記のことに留意して工事をしていきたいと思います。
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