外壁塗装の悪徳業者を見抜こう!
賢い見積書のチェックの仕方
家の外壁は定期的に塗装工事をおこなうことで、綺麗な壁を長期間保てます。しかし、外壁塗装に知識がない方が、業者を何も考えずに選んで工事を依頼しますと、失敗してしまうこともあります。
本記事では、外壁塗装を悪徳業者に依頼しないために、初心者の方でも簡単に悪徳業者かどうかを判断する方法を紹介します。これから外壁塗装を依頼しようと検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. 悪徳業者にご用心
初心者の方が最も気をつけなければならないケースが、悪徳業者です。悪徳業者は依頼者に塗装に関する知識がないと甘くみた見積書を作成し、依頼をさせることがあります。
このようなケースに多く共通していることは、見積書で算出された外壁塗装の費用がかなり安いということです。安いと誰もが依頼をしたくなるところですが、そのまま依頼をするとトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。必要以上に安くするのはウラがあるのかもしれないのです。
2. 悪徳業者の仕掛ける罠とは
それでは、悪徳業者が実際にどのような罠を仕掛けるのかを紹介していきましょう。
悪徳業者に依頼をしますと、見積時の費用よりも外壁塗装に必要な費用が高くなってしまうので注意が必要です。
2-1. 塗装面積が増える
見積書を作成する際、さまざまな方法で塗装面積を算出できます。悪徳業者の場合、おおよその面積と最も少ない量で算出するため、必然的に費用が安くなります。
しかも、現場では実際の費用よりも塗料が必要になったという口実で、追加費用を徴収するケースもあります。このような業者に依頼をしますと、見積時の費用よりも外壁塗装に必要な費用が高くなってしまうので注意が必要です。
2-2. 工期が短い
見積書がしっかり作成されていても、工期が短すぎる外壁塗装には注意が必要です。どのような外壁塗装をおこなうにしても最低10日は必要不可欠になります。極端に工期が短く設定された見積書を作成している場合は、追加料金を徴収するつもりで費用を計算している可能性があるので気をつけるようにしましょう。
3. 見積書のチェックの仕方
このような悪徳業者の罠にかからないために、どのようなことに気をつけて見積書をチェックすればよいのでしょうか。次のような方法で悪徳業者かどうかの判断をするようにしましょう。
3-1.計算が細かくされている
外壁塗装の見積書を作成してもらう際は、どのような方法で面積を算出したか確認を取るようにしましょう。
このとき、計算方法を明確にしてもらえない場合は、図面のみを確認して計算している可能性があります。本来であれば実際に現地の下見を行い、寸法を測定する業者や図面を基にCADソフトを使い、面積を算出する業者を選ぶようにしましょう。お見積りを依頼する際、どのような方法で面積を算出するのか聞いておくことが大事です。
3-2.見積書の内訳を聞く
見積書が、大雑把すぎるものには注意が必要です。よい見積書は細かく費用が設定され、足場、塗料、人件費などさまざまな費用がかかっていることが分かります。
もしも、依頼した業者の見積書が面積、工期など最低限の項目しか記載されていないようであれば、注意が必要です。
見積書の中で特に大切なことは、塗装面積をどのようにして算出したかが重要になりますので、必ず依頼をする際はチェックするようにしましょう。
4. 賢い見積書の作り方
見積書を作成してもらう際に、次のような項目を意識して依頼をすれば、理想的な費用(価格)で外壁塗装を依頼できる可能性があります。
これから外壁塗装を依頼する方は、ぜひ参考にしてください。
4-1. 複数の業者から見積書を作成してもらう
見積書を一社だけに依頼をしますと、その業者の提出したものが相場よりも高いのかどうかが分からないことがあります。外壁塗装はその地域によって費用に誤差が生じますので、必ず業者の提示した費用がどの程度かを把握するために、相見積もりをしましょう。
4-2. 低すぎる提示の業者は除外をする
見積書の中で、明らかに相場よりも低い価格を提示した業者は外すようにしましょう。このような業者は、先ほど紹介したような依頼後に費用を高く請求する可能性もあります。また、追加の請求をしない場合でも、技術力が不足していい加減な塗装工事をおこなう可能性もあります。
低い見積書を提示する業者はなんらかのマイナス面があるため、それを補うために安い価格で提示していることがあるので極力避けるようにしましょう。
4-3. 見積書に具体性のある業者を選定する
見積書の中から、最も具体性のある業者を選ぶようにしましょう。相見積もりをおこなわなくても、業者の見積書が細かく、初心者にも分かりやすい説明をしている場合は優良業者の可能性があります。
業者選びで失敗しないよう、外壁塗装業者が客目線で考えているかどうかを精査して、依頼をするように心がけましょう。
5. まとめ
外壁塗装の業界にも、塗装のルールや面積による計算方法やある程度の相場があります。
ぜひ悪徳業者の被害に遭わないように、情報収集してください。